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ル・ポール粟島 アートプロジェクト─客室、車、レストランへ作品制作展示

香川県三豊市粟島にある宿泊施設『ル・ポール粟島』

粟島は瀬戸内海国立公園の中に位置し、3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭の舞台ともなります。

このたび、このルポール粟島3つのアート企画を行います。

土井紀子が作品と調度品トータルでルームデザインを行った「アートルーム」を手掛け、辻孝文は粟島の自然をシンボライズした「アートカー」をペイントします。そして木村翔太が「粟島のかたち」をモチーフにした絵をレストランのために制作しました。

①アートルーム(土井紀子)

コンセプトは「海の部屋」。
粟島での暮らしと密接に結びつく瀬戸内海からイメージを膨らませました。舷窓を想起させるような丸い形のキャンバスに、波浪から着想を得た抽象的な図形を描いた青い作品を横一列に配置します。丸い形の作品により、室内に曲線的な流れも生み出すことで、室内全体で海を連想させるような空間に変化します。

 

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「アートルーム」では宿泊費の一部をアーティストに還元するレベニューシェアモデルを採用しています。稼働は当面一室・一年を予定していますが、稼働状況を判断し増設等を検討します。

 土井紀子 ル・ポール粟島 アートルーム

②アートカーペインティング(辻孝文)

こちらも「自然」をテーマとしたペインティングですが、単に自然をみたまま描くのではなく、単純化しデザイン化した形での表現となります。
今回の粟島のデザインでは車体にペイントすることを考えて、「走る自然」がコンセプトです。

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タイトルは「粟波丸」。瀬戸内海の淡い波が粟島を駆け抜けます。

粟島にてペイント作業を行いました。

ル・ポール粟島 辻孝文 アートカーペイント

③レストラン絵画(木村翔太)

瀬戸内の海の様子は殆ど変わらないように見えますが、「実は凝視すればするほど違って見える」と言います。
そこで、「島を反転した作品」をつくり並べて飾ることで、島の人々にとって驚きも何もなく感じることでも、見慣れない違和感を楽しんでもらえるのではと考えられた作品です。自然に対して常に真反対の印象を抱きながら楽しんでいる彼が、「上下左右あらゆる方面からの粟島」を表現します。

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作品タイトルは「粟島昼夜応拡幕(あわしまちゅうやおうかくまく)」。

島全体が昼は木々の音、夜は静寂といった呼吸をしていることに着想を得て、息をするのに重要な横隔膜を当て字にしたタイトルです。感染症対策の文脈でも「呼吸」について言及されることが増えています。呼吸と横隔膜について再び意識を向けてみるときなのかもしれません。

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 ル・ポール粟島 木村翔太 レストラン絵画展示

 

「アートルーム」の予約は、7月27(月)以降のご宿泊分からご予約いただけます。

※7月29日追記
新型コロナウイルス感染症の全国的な感染拡大を受け、粟島で暮らす住民の方々の健康面への影響を考慮して、8月1日(土)から8月16日(日)までの期間において、ル・ポール粟島は臨時休館となります。

なお、香川県でも新型コロナウイルス感染に関する報告が続いており、県は7月18日から7月31日までを感染警戒期とし注意を呼び掛けています。

体調不良時の来島はお控えいただき、「人と人との距離の確保」や「マスクの着用」、「手洗いなどの手指衛生」など感染症対策の徹底をお願いいたします。